福岡の浄土宗のお寺で結構盛大に行われる十夜法要はお坊さんだけではなく参加者みんなで供養する行事
- 阿弥陀仏が仏に成った記念日法要(旧暦10月15日)
- 10月〜12月にかけて行われる浄土宗の行事
- 福岡ではわりと盛大に行われる
- 秋の収穫祭というイメージが強く、たくさんのお米やお野菜がお供物として上がる
- この法要にちなんで、先立たれた方のへ供養を行う
- 同じ阿弥陀仏でも浄土真宗さんは行わない
③と⑤に関していいますと
この法要の意味合いとしては
「お寺にお参りに来た方全員で故人を供養し、
みんなでご遺族を励まし合う」ということです
詳しくいいますと
去年の十夜法要から今年の十夜法要の間に亡くなられた方を「初十夜」と呼びます
「今年、うちはおばあちゃんの初盆です」みたいなという言い方と同じで
「今年、うちはおばあちゃんの初十夜です」という会話になります
それなら、法事やお盆だけでいいじゃんということになりますが
十夜法要の場合は
家族、親戚というより
近所の方や縁がある方一人一人“個人”として供養を捧げます
たとえば
亡きおばあちゃんのために
施主である息子さんから「お札」のようなもので供養し
お坊さんが読み上げる
孫である太郎くんから「お札」のようなもので供養し
お坊さんが読み上げる
ご近所の田中さんから「お札」のようなもので供養し
お坊さんが読み上げる
この「お札のようなもの」とは受付で申し込みがあったものを
お坊さんが卒塔婆(そとば)に申し込み者の名前と
おばあちゃんの戒名や命日を記入したものです
それを儀式の中で一つ一つ読み上げて追善を祈ります
ですから、
お坊さんはひたすら、
誰から誰へどんな関係の方が捧げたのかを読み上げます
誰々さんから供養を上げていただいてうれしかった
亡くなって悲しいのは私だけではなかった
みんながこうしてうちのことを気にかけてくださる
お寺に来たら近所の方と出会って無事を報告し合う
つまり、この十夜法要というのは
家の行事でもありながら
個人個人の意識によって
「お寺にお参りに来た方全員で初十夜の方々全員を供養し、
みんなでご遺族を励まし合う」というなかなか珍しく
心優しい行事であります
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