ドラクエ関連仏教の話日記

ドラクエで考える仏教②限界まで来てもそこからジャンプしないと見えない景色がある


 

 

ドラクエ3のガルマの塔にはさとりの書という賢者になるアイテムがある

 

これを入手するのに

うる覚えだが、たしか

ガルマの塔の5階にある綱渡りロープの中央から飛び降りないと、

2階か3階にあるさとりの書を手に入れることができないわけだが、

 

何でこんな話をするかというと

普通に考えて、飛び降りたら死んでしまうからだ

私はこの「飛び降りる」というところに食いつきたいと思う

 

『阿育王経』というお経に出てくるお話だ

インドに自己中で、贅沢をしている出家者がいた。

当然、さとりを開くはずがない

しかし、彼はなんとかしてさとりを得たいと思った

ある国に立派な尊者がいると聞き、教えを受けに行った

尊者は会ってすぐに出家者の問題を見抜いた、そして

尊者が言った

「私の言う通りにするなら、教えを説こう」と

「はい、何でもします」と彼は答えた

 

「では、この木に登れ」

木はとても高く、木の下には大きな穴がある

尊者の言う通りに登り、両手両足でしがみついた

尊者は言った

「それでは右足を離しなさい」

出家者は右足を離した

「次に、左足を離しなさい」

出家者は左足を離した

「次は右手を離しなさい」

 

そしてついに尊者は

「左手も離しなさい」と叫ぶ

出家者は

「死んでしまいます」

というのだが、尊者は

「お前は何でも私の言う通りにするといったではないか」

もう絶体絶命

出家者は、わが身を捨てて、手を離しました

・・・・・・・・

 

しかし、実は大きな木も穴も幻だったため、僧は助かった

そこで、あらためて尊者は僧に教えを説き、

この出家者はさとりを開いた

 

 

このことから、

さとりというのは修行や学問を究めていても、

そこから先はどうしてもたどり着けない景色がある

 

ある地点からはジャンプまたは飛び降りる気持ちがないと

得られないものがあるということ

 

なによりも前提としてその方を「信」じなければならない

 

 

「さとりの書」を手に入れる時ということは

このことを暗示しているのだろうか

ドラクエ奥深い

 

堀井雄二さん、すごいです

ドラクエ万歳!



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