仏教の話

終わりよければ「すべって」よし!?


 

終わりよければ「すべって」よし

 

今度の土曜日も朝のお参り会を行いますよ〜〜

今年最後の日に皆さんとお会いできることが何より楽しみ

 

お経解説もこの日のために

最後の部分「仏様をお送りする文」の解説をしようと

調整しておりました

 

お迎えと同様、お送り出す気持ちも大事

 

物事を初める時は歓喜と希望に包まれるが

物事を納める時も名残惜しむ気持ちで包みたい

 

入場と退場

入学と卒業

出産と葬式

入ってきたものはやがて去っていく

人も物もしかり

もちろん、神仏であっても

 

大相撲の千秋楽では最後の最後に「胴上げ」がある

これは土俵に宿っていた神様を

元に返しお送りする儀式であり

行司を神と見立てて、審判(元力士)たちで胴上げをする

これが本来の胴上げ

 

日本の伝統的思想によれば

すべての土地にはその土地の神様が宿ると考える

建築関係の方は原担ぎをするので土用の期間は仕事をしない

 

始まりの地鎮祭をするけど

その逆の終わりの儀式はしているのだろうかという疑問から

あの「すずめの戸締り」という映画が作られたという

 

物事の始まりは明るい雰囲気だ

それに比べて物事の終わりはしんみり

だから、

「終わり」は人が集まらないし

気持ちが重くなる、

段々とお葬式が疎遠になるのはそういうことからなのか

 

しんみりでいい、慎ましくでいい

しっかりと見送る、お届けする

それはまた、会おうねという意味なんですから

 

〜〜〜

 

浄土宗では次のような意味のお経を唱えて締めくくります

(浄土宗サイトより)

 

仏さまにお願いいたします

それぞれのご縁にしたがって浄土へお帰りください

香を薫じ花を散じつつ

心から仏さまをお送りいたします

 

願わくは仏さまの慈悲のみ心をもって

遠くからでも私たちをお守りください

浄土に生まれた方々は

私たちにも必ず浄土に生まれよと勧めていらっしゃいます



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