子どもを亡くしたとき、あなたに起こること~読書メモ~
子どもを亡くすということは
これ以上ない悲しみです
最大の暴力を受けたような衝撃を受けます
長期的にわたって、心身に影響を与え
最も深刻なグリーフになります
一生苦しむことも少なくありません
子どもを亡くしたことで
親たちは
「我が子を守ることができなかった」
「私はダメな親だ」と
罪悪感を感じ自分を責める傾向になりますので
グリーフはとても複雑で長期化することがあります
また
遺された親たちは
周りの人から次のような言葉に傷つくことがあります
「早く元気になってね、他のお子さんもいるんだから」
「元気そうでよかった」
「あなたは凄いわ、私だったら耐えられない」
これらの言葉は
子どもを亡くした親にとってはかなりつらいものになります
●子どもとともに失われるもの
それ自体が大きな衝撃ですが
二次的なものも失われることで
無力感や孤独感を深めてしまいます
子ども中心の生活を失うことにより
人生の目的を見失うかもしれません
子どもの成長、結婚、孫
親とって、子どもは未来そのもの
その未来を失うこと
学校や習い事など
子どもを介してつながっていた社会との関係性が切れてしまう
配偶者との結びつきを失う
これは大きな試練と言えます
配偶者との衝突が増え、
溝が出来てしまって修復ができないと感じれば、
離婚を考えることになります
たとえば、
妻が夫と一緒に泣いたり、
亡くなった子のことを
話したりしたいと思っているのに
夫は遺された家族のために一刻も早く
仕事に戻ろうとして
妻との過ごす時間をなおざりにしてしまうことがあります
二人の気持ちや行動にズレが生じやすく
気持ちがどんどんすれ違いやすくなってしまうのです
お互いに手を取り合い
支え合い、信じあってゆっくり前に進んで欲しいと思います
亡くなった子どもは
両親が離婚したり、
家庭が崩壊することを望んではいませんから
松家かおり『愛する人を失ったとき、あなたに起こること』(日貿出版社)
P74~79より
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